コミュニケーションの7%を制する者が、ビジネスを制する

以前、「人は見た目が9割」という本がヒットしました。
人は、会話の意味ではなく、ノンバーバル……、表情や態度、声の抑揚などの要素でコミュニケーションをとっているというのです。

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これは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した論文が元になっています。

このメラビアンの説によると、コミュニケーションにおける言語情報は7%の役割しか果たしていないそうです。

つまり、私がこうやって文章を書いて伝えようと努力するよりも、
会ってお話しするほうがよっぽど早いのです。

そもそも私の講座で実践しているように、
3分で話したことを、文章にすると1000文字になります。

講座では、参加者の方々に、30分で1000文字をスラスラと書いてもらっています。

伝える内容によっては、30分では書けないこともあるでしょう。
書くための準備をする時間、
そして、文章を読み直し、推敲する時間を追加したら、
実際に1000文字の文章を書くために要する時間はもっとかかります。

そんなふうに時間をかけて書いた文章よりも、
3分間で話すほうが伝わる情報はずっと多いのです。

そんな光景を、いつも目の当たりにしている私は、
コミュニケーションの主役は、言語ではないということを、
とてもよく知っています。

けれど、それを承知のうえで、言語を制した人が、ビジネスで成功する。
今までもそうだったし、これからその傾向は、どんどん加速する。

そう確信しています。

理由は、インターネットの普及とそれに伴う情報化社会がデフォルト化したことです。

今、ビジネスをやるうえで、インターネットの活用は不可欠です。
インターネット上のコミュニケーションは、文章が主です。

もしかしたら、
インターネットで、文章を使ったビジネスというと、
ちょっと悪いイメージを持つ人がいるかもしれません。

ステマや情報商材、出所不明のちょっといい話。
不安をあおって商品を買わせようとしたり……

たしかに、そういう形で文章の力を使う人がいるのも事実です。

だけど、ごく全うなビジネスにも文章の力は不可欠です。
会社のホームページ、ブログ、SNS、メルマガはもとより、
動画にもキャプションといった形でテキストが追加されます。

ネットショップの商品説明も、キャッチコピーも、文章です。

文章力を必要としないビジネスなんて、この世にありません。

1971年、メラビアンが持論を展開した時代は、インターネットがありませんでした。ビジネスは顔と顔を合わせて商売をするのが当たり前だったのです。
だから、9割の部分が重要でした。

もちろん、今でも、コミュニケーションにおいてノンバーバルな9割が大きな力を占めています。

言語は、文章は、コミュニケーションの中では小さな役割しかもっていないのかもしれません。

けれど、インターネットを介在してビジネスのきっかけとチャンスをつかむ現代においては、文章力は最強のビジネスツールです。

文章力は特殊技能ではありません
学べば、誰でも身につけることができるし、伸ばせる技術です。

そして、一度、身につければ、
どんなジャンルのビジネスにも応用が利く最強の能力です。

それに気づいた人が大勢いらっしゃるから、今、文章講座に人が集まるのでしょう。

松永弥生 について

電子書籍出版コンサルタント/ライター 雑誌の編集、印刷会社でDTP、プログラマーなどの職を経て、ライターに転身。三月兎のペンネームで、関西を中心にロボット関係の記事を執筆してきた。2013年より電子書籍出版に携わり、文章講座 を開催するなど活躍の場を広げている。
カテゴリー: 文章の書き方 パーマリンク