郵便受けを開けて、思わず「キター!!」と声を上げそうになりました。待ち望んでいた特別定額給付金の申請書が届いたんです。
もちろん、すぐに書類を書き投函しました。
書類を書きながら、「情報を正しく伝えるって、難しいよなぁ……」と思ったので、今日はその話をしますね。
給付金、あなたは必要ですか?
ニュースでは、この申請で「不要」のところにチェックを入れてしまい、受給できなくなる方が多いと言う話を聞いています。
だから注意してチェックしました。
申請書を受け取って気付いたのですが、この書類は全国統一の様式ではなくて各市町村によって書類が違うようです。気になったので、調べてみました!
総務省が申請書の見本を作っており、これを各自治体が参照して個別に作っているわけです。ちなみに総務省が、公開している様式の見本がこちらです。
問題のところを、拡大したのが、コチラ。
確かに、この書き方だと、書類をきちんと読んで理解しないとうっかりチェックをつけたくなるなと私も思いました。
総務省はJ-CASTニュースの取材に対して、希望しないのチェック欄を受けた理由について、「必ずしも世帯全員が受給を希望しないことがあり得ると思われるためです」と話したそうです。
各自治体における伝え方の工夫
実際に申請を受け事務作業にあたる各市町村の自治体は、申請書の様式を見本そのままを使う必要はないため、誤解が生じないように工夫しているそうです。
例えば。
山形市は希望しないのチェック欄をそのものをなくしました。福島市ではわかりやすくするために「不要」ではなく「辞退」と表記。長野県須坂市では、「希望する」「不要」と2つのチェック欄を設け、どちらか1つにチェック入れるようにしています。このようにすると、確かに見本よりはずっとわかりやすくなっているなと思いました。
それでは、大阪市はどうなっていたかと言うと、各人の名前欄の隣に「□不要」となっていました。これもわかりやすくて良いと思います。
町内の取組を伝えるチラシが惜しい件
さて。
上記は、ニュースにもなっているお話。ここからは、もっと身近なエピソードです。
駅に向かう道を歩いていたら、町中の掲示板にこんな張り紙を見つけました。
どうやら、特別定額給付金の申請手続きをサポートしてくれるようです。
私が住んでいる地域は一人暮らしの高齢者も多いので、そういった方々をサポートするためなのでしょう。やるじゃん! 大阪市。すごく良い取り組みです。
だけど……惜しい!!
そしてこのチラシには「憩いの家」「第2福祉会館」と文章内に書いてあるだけです。私は、この町に住んで10年になりますが、会館名だけではどこにあるのかさっぱり分かりません。
最後に、
憩いの家 @@町@丁目@番地 TEL:00-0000-0000
第2福祉会館 △△町△丁目△番地 TEL:00-0000-0000
と住所と電話番号が記載されていればよいのに。
もっと欲を言えば、カンタンでいいから地図があればいいな。
そうすれば、どんなにわかりやすいでしょう。
必要な人に伝えたい情報を伝えるのは、実はとても難しいことです。
自分が知っている当たり前の情報を、うっかり掲載し忘れてしまうことがあります。
日常のいろんなシーンで、「あ、これわかりにくいなぁ」と感じたとき、ミスが起きてしまったときに、その原因を自分なりに考えてみる。
そうした習慣を持っていると、自分が伝える側になったときに同じミスを防げるようになります。私も心がけておきたいなと思っています。