こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、電子書籍や小冊子の出版は、セミナー講師や経営者の方にオススメですよー という話をします。
私が「みんな、気軽に出版すればいいのに!」と思うのは、自分自身が電子書籍や小冊子を出版した恩恵に預かっているからです。
スキルアップの仕方は、人によってそれぞれだと思いますが、私の場合はいただいたご縁を大事にしているうちに、わらしべ長者のように一つ一つ階段をあがってきました。残念ながら“長者”にはなってませんけど(笑)
私は、趣味でブログを書いていて、それが編集者の方の目に留まりライターデビュー。周囲の経営者の方々から「電子書籍を出したいから作り方を教えて」と頼まれてサポートしているうちに「松永さんも出せばいいのに」と言われて出版。出版したら文章講座を頼まれるようになりました。
最初から、セミナー講師になろうと思っていたわけではないけれど、今はライターの仕事と講師の仕事の比重が同じ位になっています。
電子書籍出版は、私にとって本当に大きな転機になりました。自分が10年間、ライターとして悩みながら蓄えてきたノウハウを1冊にまとめたら、新たな仕事を得ることができたのです。
ご自分のスキルやノウハウをブログに公開している人は大勢いるでしょう。情報発信の方法としてブログは手軽で、多くの方にも読んでもらえるとても優れたツールです。
そんなブログと電子書籍の大きな差はなんでしょう?
私は、思いを伝える強さと影響力だと考えています。
ブログの場合、ユーザーに届ける情報がどうしても散漫になりがちです。自分なりに構成を考えてブログ記事をアップしたとしても、その通りに読んでもらえることはまれです。
サイトを訪問した方は、つまみ食いのように記事を読み、すぐに他のコンテンツに移動するでしょう。インターネットは情報量が多く、誰もが必要とする情報を選びページを移っていくからです。
ましてや、サイトに掲載した記事を全て読んでくれる方はいません。そうした性質をもつ媒体の中で、自分の思いを伝えるのはなかなか難しい。
ブログに書いたことを、電子書籍や小冊子でひとつの大きなコンテンツにまとめると、自分の伝えたい思いを、一番よい順番に構成して読者に提供することができます。
だから、思いの伝わる強さがブログより格段に大きいのです。
また、1冊にまとめることで自分のスキルを振り返り、棚卸しする機会にもなります。
今こうやって考えてみると、私がライターを始めて10年のタイミングで、電子書籍を出したのは、象徴的な出来事だったように思えてきます。
電子書籍や小冊子を出版するというと、すごくハードルが高く感じる方が多いのですが、考えているよりずっと簡単です。チャレンジする価値はあります。
そもそも私が文章講座を続けてきたのも、文章に対する苦手意識を減らしていただき電子書籍や小冊子を出す人が増えたらいいなぁ という思いがあるからです。
これからこのブログの中で、簡単に出すノウハウも伝えていくので、私のブログにも期待していてほしいです。