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広報と広告は違います。私が遭遇したトラブルもセキララに書きました。

広報と広告は違います。私が遭遇したトラブルもセキララに書きました。

こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。

 

今日は「広報と広告の違い」についてお話しいたします。なぜこのテーマを選んだかというと、先日インターネットを検索していた時、プレスリリースについて「無料でメディアに掲載できる広告!?」と説明している記事を見かけたからです。

 

いやいや、ちょっと待って!! 広報と広告は全く別物です。

そこは誤解してほしくないので、この記事を書くことにしました。

 

広報と広告の違いに関して、私はセミナーの中で必ず伝えています。今日は、私が遭遇したトラブルも含めてお伝えしちゃいます。

 

広報と広告で明らかに違う点は、大きく3つあります。

 

①掲載費用

広報活動の結果、雑誌や新聞に掲載、またはTVで取りあげていただける場合、費用は掛かりません。どんな大手メディアに大きく掲載されても、なんと無料です!

ちなみに私の場合、NHKおはよう日本、朝日新聞(一面トップ)、毎日新聞 (一面トップ)などでも取りあげていただいています。どれも無料です。(当たり前ですが)

 

広告の場合は、広告スペースを購入するので有料になります。一枠幾らと決まっているので、事前に必ず見積もりを取りましょう。

 

②掲載のタイミング

広報の場合、掲載のタイミングは自分でコントロールができません。記者さんやメディアが、自社の都合に合わせて掲載します。自分が「新商品発売のタイミングで記事にしてほしい!」と望んでも、それは叶いません。

 

掲載タイミングをコントロールしたい場合は、お金を払って広告を打ちましょう。

 

③内容のコントロール

広報でプレスリリースを配信して取材をうけた場合、記事の内容に対して、こんな風に書いてくださいと指示を出すことはできません。取材を受けたときに誤解を招くような伝え方をしてしまうと、とんでもない記事ができてしまう可能性も無きにしもあらずです。

 

原則として記者さんは掲載前の原稿を見せてくれません。なので、どんな内容で発表されるのか出てくるまでわからないという問題点があります。

 

広告の場合は、自社で原稿を用意して納品し、掲載(公開)されるため、内容はコントロールできます。当然、自社に都合の悪い情報が公開される心配はありません。

 

上記の違いを理解せずに「プレスリリースは、無料でメディアに掲載できる広告だ!」なんて勘違いをしていると大ヤケドをする可能性があるので注意が必要です。

 私が遭遇してしまったトラブル…

私は、社団法人の活動でメディアからの取材を受けることが非常に多いです。これまで4年間で186回、国内外から取材を受けてきました。もちろん広報と広告の違いを理解した上で、メディアからの取材を受けています。

 

けれど、広報と広告の違いを知っている私も、一度だけ痛い目を見たことがあります。

 

それは、ある週刊誌の取材でした。記者さんはとても真摯に取材をしてくださり、3ページにわたる特集記事の内容も素晴らしく、私も関係者もみんなとても喜んでいました。

 

ところが、その雑誌社が運営しているウェブメディアに、記事が転載された時に事件が起こりました! なんと記事のタイトルが、中身とは全く逆の煽り系だったのです。

 

このタイトルの注目度は凄まじく、あっという間にTwitterや匿名掲示板で炎上。私はあまりにひどいタイトルに怒りを覚え、記者さんを通じて編集部にクレームを入れました。

 

ところが雑誌とウェブの編集は部署が違うと言うことで、話がややこしくなりました。

 

ウェブメディアの編集者は、「ウェブ記事はアクセスを集めることが肝心で、そのためにあのタイトルをつけました。本文を読んでもらえば活動の趣旨は理解できるから問題ありません」と言い張るのです。

 

とんでもありません!

 

炎上させている人たちは、タイトルだけで判断して中身なんて読んでいませんでした。しかも元の記事が長文だったため、WEB掲載は2つに分割されており、前編と後編にリンクが貼られていない中途半端な状態。記事の全容が掴めず、片方だけを読んで批判している人もいて、収拾がつかない状況でした。

 

私が、今回の扱いのどこが問題なのか、何がひどいのか、そして取材に協力した考案者の女子高校生が非常に傷ついていることも伝え、二日間かけてようやくWEB記事のタイトルを変えてもらいました。

けれど、時既に遅し。社団法人が扱っている痴漢抑止バッジのネット通販は、その記事の後にガクっと売り上げが落ちました。

 

これは、私にとって非常に痛い経験です。

 

幸い、これまでは記者さんとはきちんと信頼関係を築いて取材していただいているので、こんなトラブルが起きたのはこの時だけです。

このケースでも記者さんとは取材中に信頼関係を築くことができ、記者さんの体験も交えた本当に良い記事を書いていただけたのです。ウェブメディアのタイトルは記者さんがつけられるものではなかったので、すごく悔しかったです。

私とウェブ編集部との板挟みになってしまった記者の方にも、気の毒な事件でした。

 

取材記事が、思いがけないところに転載されてトラブルに発展というのは、他の方からも聞いたことがあります。転載予定や、記事がどのように扱われるのかは、慎重な確認が必要だと感じた出来事です。

 

広報活動をしてひどい記事を書かれた経験は、少なくとも私にはありません。けれど自分で内容がコントロールできない点はしっかり認識しておいた方が良いです。

くれぐれも「広報(プレスリリース)は、無料でメディアに掲載できる方法だ!」なんて考えて浮かれないでください。

 

広報担当者に必要なのは、初めて会った記者さんと短時間で信頼関係を築くコミニケーション能力です。私ももっともっと磨かなくちゃと常々思っています。




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