こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は「いつか本を出版したい」「集客用の小冊子を出したい」と考えている経営者の方に、今すぐできるアドバイスをお伝えします。
「いつか自分の本を出せたらいいな」と考えている経営者の方は、大勢いらっしゃいます。そしてある日突然、出版社からオファーがあった経営者の方も、私は何人も知っています。
そういった方の多くは、いざ原稿を書くときになって、本1冊分(8〜10万字)の文章をどう書いたらよいか分からずに戸惑います。
10万字の原稿は、プロのライターでも一朝一夕に書けるものではありません。
でも、本を出版しようと考えている経営者の方なら、コンテンツは十分に持っていらっしゃいます。
だから私は「日ごろから、原稿の素材をストックしておきましょう」とお勧めしています。
会社経営をしていると、セミナーや講演に登壇する機会も多いですよね。
私も年に数回ですが、講演の依頼があります。その時に私は、ICレコーダーに講演内容を必ず録音しておきます。
1時間半〜2時間の講演を文字起こしすると、1万2千〜1万5千字位になります。これは小冊子1冊分の文字量に当たります。
だとしたら講演を5回分ぐらいストックしておけば、本1冊分の素材が貯まる計算です。実際には、同じテーマの講演もあったり、内容が一部かぶるでしょうから、そんなに単純にはいきませんが……。
どちらにせよ、素材が頭の中にだけある状態より、ずっとテキスト化しやすいです。
私は、何度も繰り返したテーマの場合は、最後の質問コーナーだけをICレコーダーで録音しています。
良い質問は、良い答えを導き出してくれるからです。
「私、あの時いいこと言ったなぁ」と思っても、後で自分が何を話したのか思い出せなくて、残念な気持ちになったことがすごくたくさんあるのです。
だから質問コーナーだけは、必ず録音するように心がけています。とは言っても講演中は緊張しているので、いざ質問コーナーになっても、ICレコーダーをセットし忘れてしまうことが多いんですけれど(苦笑)。
メディア取材を受ける時も同様です。インタビュアーに一言お断りして、録音させていただきましょう。さすがにプロの方は質問がお上手なので、いつも以上にいいコメントが自分の中から引き出されます。
この時、単に「録音させてください」というと記者の中には「記事に齟齬があった時の証拠にされるのでは?」と疑心暗鬼になる方がいらっしゃるかもしれません(私だけかしら?)。
「取材で、記者さんから質問をいただくといい考えやコメントが出てくるんです。だけど、あとで思い出せないことが多いんですよー。だからメモ代わりに録音させてください」みたいに言葉を添えるとお願いしやすいし、場も和みます。
セミナーや講演の発言をストックしておくのは、ブログのネタになったり他の場面でも使えることが多いです。
この先、機会があったら必ずICレコーダーで音源を残しておいてください。いつかきっと役に立つ日が来ます。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 6 | |
音声入力 | 6 | 931 |
推敲・修正 | 16 | 1247 |
校正(2回) | 5 | 1247 |
タイトル画作成 | 7 | |
アップロード | 5 | 1276 |
計 | 45分 |