こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、語彙力がなくて悩んでいる方のために、私がどんなふうに、自分の気持ちや状況に合う言葉を見つけてるかお話します。
文章講座に来て下さる方には「語彙力が足りなくて、文章が書けません」とおっしゃる方が多いです。
Twitterだったら「これはすごい(語彙力)」と書いておけばニュアンスが伝わるけど、社内文書や社外文書にそれは書けませんよね。書いたら、ある意味すごい(語彙力)
語彙力を根本的に鍛えようと思ったら、日頃からのトレーニングが必要です。ちなみに単語を知っているだけでは語彙力があるとは言えません。「言葉の意味を理解」し、「言葉を適切に使う」。その両輪があってこその語彙力です。
日常会話の中で「やばい〜」とか「すごい」「めっちゃ面白い」と言った言葉だけで会話をしていると、語彙力は育たないのです。その時、何をどう思って、どう感じているのかをきちんと言葉で表現する習慣をつけるのが、トレーニングとしてかなり効果的です。
と、言うのは簡単ですが(笑。そのやり方で、語彙力を伸ばすには時間がかかります。
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感情や状況にぴったりの言葉が欲しいんですよね。
昨日の私がまさにそれでした。
コロナ禍で仕事がなくなった時、私と夫の会話は「コロナやばい。どうしよう〜。このままじゃまずいよね」そんな感じです。
リアルな表現ですけれど、そのままブログに書くのはちょっとためらいがありました。普段、書いている文体とはギャップがありすぎるからです。
言葉を適切に使うには、TPOを考えるのも含まれています。だから、もうちょっとフォーマルな言葉に置き換えたいと思いました。だけど、とっさに出てこなかったんです(苦笑。
そんな時に私が使うのが、類語辞典です。
昨日は、どのように使ったかというと、最初に思いついたのは「あの時の私は、もう後には引けないって気持ちがあったなー」でした。
だから「後には引けない 類語」でググって類語辞典に行きました。だけど、表示された類語は、私の考えているニュアンスとは違う感じ。
「うーん。後がないの方が近いかも?」と思い「後がないで」再検索。それでも、やっぱりピンとこない。表示された言葉から連想して出てきたのは、「切迫」でした。だけど、切迫だけじゃ足りない感じ。もう一度、「切迫」で検索して、結局落ち着いたところが切迫感と焦燥感でした。感情は立体的にできているから、ひとつの言葉でピタっと当てはまる言葉なんてない。組み合わせてようやく、自分なりにしっくりきました。
私は語彙力がないので、類語辞典にはこんなふうに日常的にお世話になっています。
類語を眺めているだけでも、いろんな表現方法があるのを知ることができます。最初に思いついた言葉よりニュアンスが追加された言葉を見つけることができたりします。難しい単語を使えばいいわけではなく、ピタっと寄り添う言葉を見つけるために使ってみてください。
類語辞典、面白くて役に立ちますよ。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 9 | |
音声入力 | 7 | 1122 |
推敲・修正 | 13 | 1238 |
校正(2回) | 6 | 1240 |
タイトル画作成 | 8 | |
アップロード | 4 | 1263 |
計 | 47分 | 1263 |