こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、「キミの書いた文章は、わかりにくい」と言われて困っている方の相談にお答えします。
せっかく報告書を書いて提出したのに、上司から「キミの文章はわかりにくいね」と言われて落ち込んだ事はありませんか? 中には、自分で読み返しても「何だかわかりにくいなー」と思っている方もいるかもしれません。
でも、どこをどう直していいのかわからなくて、困ってしまうんですよね。
「文章が分かりづらいなぁ」と感じるときには、主語と述語に注目して読み返してみてください。
1つの文章には、1つの主語と1つの述語を入れるのが基本です。これを一文一意 (いちぶんいちい)と言います。
一度に複数のことを伝えようとすると、文章は長くなってしまいます。読者は、複雑な構文を意識しながら読むハメになるので、読みづらいと感じるようになります。
例えば、下記の文章を読んでみてください。
スマートフォンは2010年頃から急速に普及が進み、今では、日本人の2人に1人が利用していると言われ、私たちの生活になくてはならないツールになっており、最近では子どもが学校に持ち込む際のルール作りが議論されています。
どうでしょうか? この文章は特に難しいことは言っていませんが、なんだか何が言いたいのか分かりにくく感じませんか? この文章は、1行で107文字あるのです。
これを一文一意で書き直してみましょう。
スマートフォンは、2010年頃から急速に普及が進みました。今では、日本人の2人に1人が利用していると言われています。すでに、私たちの生活になくてはならないツールになりました。最近では、子どもが学校に持ち込む際のルール作りが議論されています。
文章の意味、伝えたいことは全く変えずに、29文字、29文字、29文字、33文字の4文にしました。
同じことを言っていますが、一文一意を意識するだけでとてもすっきりと読みやすい文章になったのがわかると思います。
1つの文章には、主語を1つ、述語を1つ。
これを意識すると、文章は自然と短くなります。そうすると、主語と述語が近くに来るので読んでいる人も意味を読み取りやすくなるのです。
一文一意は、文章を書くときの基本。
もし、文章を書くのに悩んでいたら、一文一意を意識してください。読みやすい文章は、書きやすい文章です。つまり、書くスピードが上がります!
文章力アップの手軽な方法ですから、試してみてくださいね。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 12 | |
音声入力 | 6 | 885 |
推敲・修正 | 18 | 1006 |
校正(2回) | 6 | 1022 |
タイトル画作成 | 9 | |
アップロード | 5 | 1039 |
計 | 56分 | 1039 |