こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は「まず、結論! 詳細は尋ねられてからでもいいんじゃない?」と題して、私が最近経験したエピソードをお伝えします。
仕事で、必要な「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」では、結論ファーストとよく言われます。これは、どんな時でも大事だなと思った経験なので、シェアします。
私は今、舅の介護をしています。先日、舅が要介護認定調査を受けました。この結果によって、介護度が変更になります。調査の後に、ケアマネージャーさんが来てくださり、認定調査票を確認してくださいました。調査票を見れば、どの介護度になるか大体の判断ができるそうです。
私はケアマネージャーさんに「正式な介護認定がおりるのは、いつごろになりますか?」と質問しました。私としては「2週間位かかるので、9月10日あたりです」といった返事を期待していたのです。
ところがケアマネジャーさんは、介護認定がおりるまでに、役所でどんな人達が関わっていて、そこでどのような手続きが行われ、いつごろ会合があって……と説明を始めたのです。
正直、ややこしい内容でした。組織の全体象がわかっていない私にとっては、立て板に水と説明をされても状況が把握できず、理解が追いつきません。しかも、説明が結構長かったのです。
もし、これが職場で。
仮に、私が上司だったら。
彼が話してる途中で
「ちょっと待って? 今、私が知りたいのは、結果が出るのはいつなのか? なの。だから、まずそれを教えてくれる?」
と、話を遮っていたでしょう。
だけど、一生懸命に話をしてくださっている方に、ユーザーの立場の私はそれができませんでした。
話を聞きながら、内心「まずいなぁ」とちょっと焦ってました。
そうしたら、案の定、お舅さんが怒りだしたのです。
舅は認知症が入っていて、耳も遠くなっています。耳が遠いのに補聴器を嫌ってつけないので、日常会話は短いフレーズでゆっくり伝えるように気を配っています。
普通のスピードで、長く話されると、舅にはほとんど聞き取れないし、理解できません。今回のように私が聞いていても「よくわからないわ〜」という内容が舅に理解できるはずがないのです……。
舅が「今、話してるのは私に関することだと思うけれど、私にわからない状況で勝手に話を進めないでほしい!」と怒った口調で言い出した時に、私は心の中で「おとうさん、GJ!」と拍手してました。
だって、その時点で、まだ話が終わりそうもなかったんですよ・・・。
ケアマネジャーさんが、とても人当たりが良く真面目そうな方だけに、困ったなー と思っていたのです。
話をするときに、結論や要点を先に伝えて、お互いの共通認識を持つのは、どんな時でも重要だし、スムースなコミュニケーションのために有効だなぁと再認識しました。
端的に伝えた後に、質問があれば詳細を説明すればよいんですよね。
今回のケースなら
「正式な介護認定がおりるのは、いつごろになりますか?」
「2週間位かかるので、9月10日あたりです」
「なぜ、そんなに時間がかかるの?」
「それは・・・(説明)」
という流れなら、私もストレスなく話を聞けました
ブログも、同じだなと思います。記事はどんな内容なのか? タイトルや最初のところに書いておけば、興味を持った方が先を読んでくれます。
そういうスタンスを取っておいたほうが、情報発信者にも読者にも、お互いにとってハッピーだと思いました。
伝え方を学ぶ機会は、日常の中でもあるなぁと感じたできごとです。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 11 | |
音声入力 | 11 | 1326 |
推敲・修正 | 22 | 1445 |
校正(2回) | 7 | 1449 |
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 5 | 1476 |
計 | 61分 |