こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、セミナー受講者の方からいただいた質問「プレスリリース制作の流れ」についてお話をします。
私は、プレスリリースを次の順序で作成しています。
プレスリリースの目的を決める
メディアアプローチ方針の検討
関連部署へのヒアリング
写真データの用意
下書きを作成する
5W2Hを取り出す
リードを書く
写真・データの決定
本文を書く
問い合わせ作成
別紙の作成
順を追って、1つずつ解説します。
1 プレスリリースの目的を決める
プレスリリースを漠然と作っても、メディアに掲載される確率は非常に低いです。
誰に、何を伝えたいのか? きちんとターゲットと目標を絞りましょう。
それによって、どのメディアに掲載してもらうのが良いのかが決まります。
2 メディアアプローチ方針の決定
プレスリリースの目的に沿って、どのメディアに配信するか考えます。
メディアによって、ニュースの切り口が変わります。どんな切り口を示したら、メディアがプレスリリースに掲載した商品やサービスに関心を持ってくれるのか検討します。
ここでメディアリストを作成します。
3 関連部署へのヒアリング
単に「新商品を発売します」だけでは、メディアには掲載されません。
商品やサービスを企画・制作した担当者たちに、開発の背景や社会課題、何をもって解決するのか? といったヒアリングをし、商品(サービス)の価値について深掘りをします。
4 写真データの用意
プレスリリースに掲載する写真やデータは、重要です。
最終的に掲載するのは1〜2枚になりますが、商材写真として、サーバーにアップロードしておくデータも含め、複数用意しておくのが良いです。
5 下書きの作成
関連部署へのヒアリング等を元にして、1000〜1200文字程度で商品説明を作成します。下書きレベルでOKです。下書きを作成しておくと、リードや本文を書くのが格段にラクになります。
6 ワークシートを埋める
下書きから5W2Hを拾い出します。私は、自作のワークシートに沿って5W2Hを埋めています。
プレスリリースに書き落としがあると致命的だからです。
このワークシートはセミナー参加者に無料配布しています。
7 リードの作成
ワークシートを見ながら、リードを書きます。リードには5W2Hを入れ、80〜100文字前後に端的にまとめます。
8 掲載写真・データの決定
プレスリリースに掲載する写真やグラフを厳選し、掲載サイズも仮締めします。
9 本文を書く
本文は600〜800文字程度。商品のスペック、開発背景、社会課題とその解決をわかりやすくまとめます。
この商品(サービス)を利用したときに、エンドユーザーにどんなベネフィットがあるのかを明確に示します。
10 タイトル・サブタイトルを決める
タイトルとサブタイトルを決めます。なるべくキャッチーな方が良いけれど、キャッチコピーにはならないように注意します。
以前のブログに書いたように、タイトルに商品名は不要です。
11 問い合わせ先
私はいちど問い合わせ先がないプレスリリースを受け取ったことがあります。必ず入れてください。
社名だけではなく、担当者名と受付時間も書いておくのが良いです。
12 別紙作成
プレスリリースは、A4 1枚で完結してください。
プレスリリースに書ききれなかった情報は、別紙に掲載します。
別紙には、会社履歴を必ず掲載しましょう。
私が最初にプレスリリースを作ったときは、2週間ぐらいかかりました。手探りで勉強しながら作ったせいもありますが、やはり最初は難しかったです。
今でもプレスリリース作成は、数日かけています。ちなみに、これまで私自身が作成したプレスリリースの掲載率は、100%です。
9月10日は、屋外広告の日。
広告つながりで、私が開催している「はじめてのプレスリリース。企画・作成からマスコミへの配信までを学ぶ」を、この日は通常の半額2500円で開催します!
しかも、このブログを読んでくださっている方には特典として、優待価格で参加できるようにいたしました。
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ぜひこの機会に受講してください。皆様の参加をお待ちしています!
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 8 | |
音声入力 | 14 | 1435 |
推敲・修正 | 15 | 1814 |
校正(2回) | 12 | 1815 |
タイトル画作成 | 6 | |
アップロード | 8 | 1857 |
計 | 分 |