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辞書を引く楽しみ。出国・出家・出社?

辞書を引く楽しみ。出国・出家・出社?

こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。

 

今日は、休日に辞書を引いて楽しかった話をします。

 

昨日Yahoo!の知恵袋を見ていたら、こんな質問が投稿されていました

なぜ出社は会社に行くことを表すのですか?

例えば、出国は国を出ること

出家は家を出ること

であるならば出社は会社を出ることとなるのではないのでしょうか?

 

私が質問を見た時点では「そういえば、不思議だね」といった共感が並んでいて、回答が見当たりませんでした。

 

私も、とっさに答えられなかったのです。

 

考えたのは、“出” の使われ方が違う。そこまではわかりますが、なぜ、どう違うのか? の説明ができません。

 

言葉が生まれた時代が違う。語源的な違いだろうか? と仮説を立てました。

 

そこで、それぞれの語源を調べてみたのですが、残念ながら出国・出家・出社の語源は見つかりませんでした。

 

次に、久しぶりに漢和辞典を引っ張り出して、辞書を引いてみました。

 

“出(シュツ)”には、第一義として「でる(いづ)」が掲載されています。その中に①〜⑧の意味があり、①の中だけで(イ)〜(レ)まで17の用法が記されています。

 

 

[一]①でる(いづ)(イ)内から外へ行く ・・・略・・・ (ト)あらわれる

②だす(いだす)・・・略・・・(ト)離縁する(チ)すてる

 

大修館 新漢和辞典携帯版より

 

といった具合です。

 

それぞれの対義語を考えてみれば、”出” の意味が違うのだと気づきます。

 

出国 ←→ 入国 または 帰国

出家 ←→ 在家

出社 ←→ 退社

 

が対義語です。

 

出家は俗世を出て仏道に入ることですから、この場合の出るは、捨てるや縁をきるというニュアンスを含んだ“出”なのでしょう。



出国の場合は、入国と帰国が対義語として存在します。

入国:ある国へ外国人として入ること

帰国:本国に帰ること。帰郷すること

 

です。

 

出社は、会社にあらわれる の意味で使われています。

 

出社の対義語は退社だけれど、退社の対義語は出社と入社がある。

 

……。

 

当たり前に使っている言葉も、改めて考えてみるとどう使い分けているのか、リクツを知らないことたたくさんあります。

 

子どもと話していると「実は、わかっていない自分」に気づかせてくれるから楽しいですね。

 

普段はネットで調べるだけで済ますことが多くなってしまいましたが、久しぶりにネットだけではわからないことを辞書を使って調べてみて楽しかったです。



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