今日は、いつかクラウドファンディングをやるのなら、今から心がけておいた方が良いことについてお話します。
それは、SNSの活用です。
クラウドファンディングをやりたい! と思いついて、すぐにクラウドファンディングを始めるのでは、成功する確率が低くなります。
クラウドファンディングはSNSで周知して、自分の周りからだんだんとプロジェクトの場を広げていく手法をとります。“どんな企画か?”も、もちろん大事ですが、それ以上に“どんな思いを持った、誰の企画なのか?”が、重要視される傾向にあります。
企画の中身が全く同じでも、起案者が違えば、成功と失敗に分かれる可能性もあります。
クラウドファンディングに関心があったり「いつかクラウドファンディングをやりたい」と思っているのなら、日ごろからSNSやブログで情報発信を続けておくのがお勧めです。
自分の信用力を上げておき、プロジェクトをスタートしたときに、友人知人が協力してくれるような環境を整えておきましょう。
2015年、私が「痴漢抑止バッジをつけて痴漢行為から身を守ろう!」のクラウドファンディングをしたときは、Twitterはアカウントを持っているけれど稼働はしていない、Facebookの友人は800人位。
Facebookでは、割と頻繁につぶやいていましたが、ロボット系のライターとして、自分の記事を書きこむ以外は、日常のたわいもない話ばかりアップしていました。ジェンダー問題や、性犯罪に関する自分の考えなどを発信した事はありません。
SNSでの活動は、こんな状況でした。
そもそも、私がこのプロジェクトでクラウドファンディングをやろうと考えたのは、友人のSNSの書き込みがきっかけでした。それまでは、ジェンダー界隈で自分が主体的になって活動しようと考えたことがなかったのだから、SNSでの発言がなくても当然です。
私の友人たちは、突然、痴漢抑止活動を始めた私を見て「三月兎(私のペンネーム)は、いきなり何を始めたんだ?」と思ったことでしょう。
前回のブログにも書きましたが、こういうパターンでクラウドファンディングを実施したら、失敗する可能性が高いです。
「痴漢抑止バッジ」をつけて痴漢行為から身を守ろう! が成功したのは、企画に力があったために企業(クラウドワークス)の協力を得られたおかげです。
2015年当時、クラウドソーシングもクラウドファンディングも今ほどはメジャーではありませんでした。クラウドファンディング×クラウドソーシングという2つのクラウドシステムをフル活用して、社会貢献活動を行う前例はなかったそうです。
そういう点でも、このプロジェクトはメディアで注目されたのです。2015年のクラウドファンディング成功は、完全にビギナーズラックでした。
クラウドファンディングは、巷で言われているほどカンタンではありません。
例えば、READYFORの公式サイトでは「フルサポートプランの達成率は業界最高水準の75%です」と記載されています。(フルサポートプラン:専任担当者のアドバイスを受けながらプロジェクトを進めるプラン)
つまり25%のプロジェクトは、失敗しているのです。担当者のサポートがないシンプルプランならもっと、成功率は低いでしょう。
けれど、失敗要因を避ければ成功率は上がります。
クラウドファンディングをやる以上、SNSの活用は避けて通れません。自分の考えや活動を、日ごろから丁寧に伝えておきましょう。いつかクラウドファンディングをやりたいと思った時に、それが必ず役に立ちます。
今こうして、ブログを書いていて思いましたが、クラウドファンディングをやろうと思いついたら、企画の段階からSNSに「今、こんなプロジェクトを考えている」と小出しで投稿しておく必要があります。
私は、今やっている新たなクラウドファンディング「学生に知ってほしい痴漢の真実:アニメーション制作プロジェクト」を昨年12月から企画していました。YouTube動画の配信は、2月からスタートしています。けれど、それをSNSでアピールするのは、熱心ではありませんでした。
コロナで半年以上、クラウドファンディングを延期したのに、その時間を無為に使っていたなと反省しています。
プロジェクト毎に、自分の行動を正しく振り返り、反省点をきちんと言語化・意識化して、次に活かすのは大事ですね。と、これを書きながら改めて反省中です。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 7 | |
音声入力 | 12 | 1472 |
推敲・修正 | 15 | 1620 |
校正(2回) | 7 | 1834 |
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 4 | 1834 |
計 | 50分 | 1834 |