今日は、クラウドファンディングの実行形式についてお話をします。
クラウドファンディングにはAll or Nothing形式とAll In形式があります。
All or Nothing形式は、プロジェクトの起案者が設定した目標金額に1円でも足りないと集まった支援金は受け取れません。All In形式は、目標金額に達しなくても支援金を全て受け取ることができます。
両方の形式のメリットとデメリットを説明します。
All or Nothing形式のメリット
目標金額に達成しなかった場合は、システム手数料がかかりません。
リターンの義務も発生しません。
All or Nothing形式のデメリット
失敗すると何も残りません。
クラウドファンディングに要した時間や努力が全てゼロになってしまいます。
(経験は残りますが……)
All In形式のメリット
目標金額を達成しなくても、ご支援いただいたお金は受け取ることができます。
All In形式のデメリット
目標金額を達成しなくても、リターンの義務が発生します。
リターン設定によっては、赤字になってしまうことがあるので、注意が必要です。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分が立ち上げるプロジェクトにどちらが向いているのかよく考えた方が良いです。All In形式の場合は、集まった支援金の多寡にかかわらず必ずリターンを実施しなくてはいけないので、自己資金があって何があってもプロジェクトを実施する場合に使うことをお勧めします。
私は2015年のクラウドファンディングも、今回もAll or Nothing形式を使用しています。
理由としては目標金額が集まらなかったら、プロジェクトが実施できないのが第一にあります。
とは言うものの、1回目のときには、クラウドファンディングを実施しながらデザインコンテストも開催していました。もしクラウドファンディングで支援金を得られなかった場合、コンテストの賞金15万円は自腹で出す覚悟でした。
今回は、アニメーション制作費用を募るクラウドファンディングをしています。クラウドファンディングが成立しなかった場合、アニメーション制作費がないのでAll or Nothing形式を採用しています。
しかし実際は、アニメーターとデザイナーの方は、既に打合せを重ねて、ナレーションを作成し絵コンテを描いたりと実働してくださっています。もしクラウドファンディングが失敗したら、プロジェクトに関わったクリエイターの方がただ働きになってしまう状況です。
私はプロジェクトリーダーとして、そんな事態を引き起こす事はできません。だから、何があってもこのプロジェクトの第一歩として、クラウドファンディングを成功させなくては! という大きなプレッシャーを感じています。
クラウドファンディングは
プロジェクト準備期間
クラウドファンディング期間
プロジェクト実施期間(リターン)
の3段階があります。
クラウドファンディング = プラットフォームでご支援を募る ことですが、プロジェクトはその前後に渡っています。
だから、クラウドファンディングの失敗 = 成果ゼロ になってしまいます。
そのプレッシャーがあるから、何が何でも成功させようと思うし、自分ができるアクションを必死にコツコツと繰り返すしかありません。
私が最初にクラウドファンディングに挑戦した時、担当者の方から「All or Nothing形式の方が、成功率は圧倒的に高いです」と言われました。それはやはり、目標に達しないと何も得られないと言うプレッシャーがあるからだと思います。
本気度と行動量が変わります。
幸い、今のところたくさんの方からのご協力を得て、クラウドファンディングは順調に進んでいます。けれど、最後まで気は抜けません。引き続き、頑張ります。
ちなみに私は、今回、クラウドファンディングを立ち上げて2日目に、夜中に自分の悲鳴で飛び起きました。それぐらい、プレッシャーは強いです。
クラウドファンディングを成功させるためには、SNS活用力とかコミニケーション能力の他にも、強いメンタルが必要になるなぁと感じている今日このごろです。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 12 | |
音声入力 | 10 | 1573 |
推敲・修正 | 10 | 1704 |
校正(2回) | 8 | 1704 |
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 4 | 1720 |
計 | 49分 | 1720 |