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可能性があるというアオリ文句

可能性があるというアオリ文句

こんにちは。今日は「可能性があるというアオリ文句」について考えてみたいと思います。

 

新型コロナ新規患者数が急激に増加。全国の新規患者数は第2波のピークを超え、第3波がやってきたとメディアが報じています。

 

昨日の朝日新聞に、「年賀状、感染リスクある?」という記事が掲載されていました。タイトルを見ただけで、私は大きなため息を吐きたくなりました。

 

年賀状は、多くの人の手を渡ってお正月に郵便ポストに届きます。どこでウィルスが付着するのかわからない。安全なんだろうか? と考える人が一定数いるらしいです。

 

この疑問(不安?)について、真面目に論じている記事でした。大手新聞でこういう記事を出すのか……というのが私の正直な気持ちです。

 

なんでも香港チームの研究チームが、紙幣にわざとウィルスをつけた場合、ウィルスが四日間、検出できたそうです。

 

記事では、大学教授のコメントを専門家の意見として掲載していました。「紙幣で少なくとも数日間、ウイルスが残っているので、年賀状も油断できない」と話しています。

 

理屈で言えばそうなのかもしれないし、可能性がゼロではないのはわかります。だけど、意図的にウイルスを付着させた実験結果を元に、年賀状の場合を同列に考えるのはいかがなものか? と私は思います。

 

もちろん、偶然ウィルスがつく可能性はあるでしょう。

 

でも、そもそも年賀状に偶然ウィルスが付着する可能性はどのぐらいあるのでしょうか? その場合、実験用に付けたウィルスの密度や数とは、大きく違うんじゃないか? と考えるのが普通だと思います。

 

もちろんコメントをしてらっしゃる先生は「過度に恐れる必要はない」とも言っています。

 

学者として、可能性が0%でない限り「大丈夫」とは言えない。

 

それはわかります。

 

だけど、可能性が0.1%なのか、0.0001%なのかは大きく違います。記事からでは、何を持って “過度な恐れ” というのか? 私には読み取れませんでした。

 

伝わったのは「年賀状も油断してはいけない」と言う言葉です。神経質な人だったら、年賀状に触るのが怖くなるでしょうね。私は「年賀状も、紙幣も、八百屋の大根も感染の可能性は同じレベル」といった認識しか持てませんが。

 

可能性のレベルでいうのなら、今日、私が家から出たら、事故に遭う可能性がないとは言えません。

 

家の近くには、見通しの悪い高架下があって、そこを通るたびに「ここは怖いなぁ」と思っています。実際、自転車や車とすれ違ってヒヤリとすることは日常茶飯事です。正直、私が新型コロナにかかる可能性と、事故に遭う可能性だったら、事故に遭う可能性の方が高いんじゃないのか? と思う位です。

 

あの記事が、読者の不安をあおろうとしてる悪質な記事だとまで、私は思っていません。

 

だけど、情報を正しく伝えようとして、逆に不安を煽ってしまっているのではないか? そんな思いがあります。

 

「可能性という言葉はネガティブに使うと、人の不安を煽るんだなぁ」というのを、このコロナ禍で続く報道の中で、私は感じています。

 

情報を受け止る側にも、情報を読み解くリテラシーが必要になっているな。情報を伝えるのも、取捨選択するのも難しい。

 

そんなふうに思う今日この頃です。



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