こんにちは。今日は「音声入力を使いこなすコツ」について話をします。
「音声入力を試してみたけれど、自分には向かない気がする」という方がいらっしゃいます。人によって苦手なポイントは違うので、実際にその方が入力している場面を見ないと、合ったアドバイスができないのですが、「このあたりが引っかかりやすいので、チェックしてみてください」という点をお伝えしたいと思います。
以前に「音声入力で押さえておきたい5つのポイント」の記事を書きました。
5つのポイントとは
①「あの〜」「えっとぉ」を言わない。
②単語で区切らずに、文章で話す
③構文を意識する
④句読点や記号は慣れてから使う
⑤事前にキーワードの書き出しをしておく
でした。
この中で必須なのは⑤のキーワードだしです。
何も準備をしないで音声入力を始めようとすると、言葉がスラスラ出てきません。記事の全体構成を考えながら、話すスピードで文章を組み立てていくのは無理があります。
事前準備としてキーワード出しをして、キーワードを並び替えておくのは大切です。これをするだけで音声入力がかなりスムーズにできるようになります。文章作成の効率が全く変わるので、実践してください。
そうした準備をしても、音声入力では、誤変換が多くて文章にならないという方がいるかもしれません。
前述のブログでも書いたように、音声入力は話し言葉でなく、書き言葉で入力した方が誤変換が少なく正確になります。とはいえ、話している時と書いている時は、文章に関する意識の持ち方が違うので、慣れてないとかなり難しいと思います。
だから、はじめのうちは誤変換には目をつぶって、あまり構文を意識せず普段話すように話してみてください。書き言葉で話そうとして、音声入力がストレスになるよりは、話し言葉で慣れてください。
ポイントとしては、セミナーや講座などで人前で話しているつもりで話すことです。
そうすると話すスピードも若干ゆっくりめになり、口もしっかり開けて発話がきちんとなるでしょう。その状況で音声入力をしてみてください。
これだけでも、かなり音声入力の精度が変わってくると思います。
そして、最後のコツは「割り切り」です。
音声入力した文章は、あくまでも“下書き”と割り切りましょう。
誤変換があっても、言葉遣いがおかしくても、推敲段階で修正すればいいのです。音声入力だけでカンペキな文章を仕上げようとは思わないでください。(特に、音声入力を使い始めたばかりの時は)
「使いこなすコツ」といいつつ、誤変換に目をつぶって使おう! というのは、おかしいと思いますか? でも、これはステップアップと過程に過ぎません。
音声入力 => 推敲
という段階を踏むことで、自分の話し言葉の語順がいかにあやふやか気づくことができます。これを毎日、チェックする習慣をつけたら、どうなると思いますか?
次第に、話し言葉でも正しい構文を使えるようになっていきます。
そうなると、セミナーや講演に立ったあと「あなたの話は、とてもわかりやすかった!」と言われることが増えます。そんなプラス効果も音声入力にはあります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 10 | |
音声入力 | 7 | 834 |
推敲・修正 | 15 | 1210 |
校正(2回) | 6 | 1291 |
タイトル画作成 | 4 | |
アップロード | 3 | 1303 |
計 | 45分 | 1303 |