こんにちは。今日は「週末」という単語について考えてみました。
店頭に来年のカレンダーが並ぶ季節になりました。私は、毎年、カレンダーの選択肢が少なすぎて困っています。
というのは。
ほとんどのカレンダーが日曜始まりだからです。私はカレンダーは月曜開始派なので、デザインを選ぶ余地はありません。200種類くらいのカレンダーがあっても、月曜始まりは3パターンのみ…みたいな状況だからです。
店頭にズラリと並ぶカレンダーを見るたびに「週末は土日を指すのに、なぜカレンダーは日曜始まりなんだろう?」と不思議に思っていました。
今日、12月3日が「カレンダーの日」だと知り、「週末」という言葉と、カレンダーが日曜日で始まってる理由を調べてみました。
調べてみて驚いたんですが、週末の定義が明確にはないのです!
NHKの放送文化研究所のサイトによると、『NHKことばのハンドブック(第2版)』には
「週末」は、指す範囲があいまいなので、注意する。
土曜日
土曜日と日曜日
金曜日の夜から月曜日の朝まで
と記載されているそうです。
使われる場面によって、週末を指す範囲が変わるわけです。週末 = 土曜日 のみというのは、私にはない発想だったので、ビックリしました。
では、なぜカレンダーは日曜始まりが、圧倒的に多いのでしょうか。
これには、宗教的な考えが影響しているそうです。
私は、キリスト教では主が世界を6日間で作り、その後に安息日を取ったのだから、日曜日が週の最終日になるのだと捉えていました。今回、ざっくり調べてみて、ユダヤ教とキリスト教では安息日が異なると知って、ビックリ。
キリスト教の場合は、日曜日はイエス・キリストが復活した日で、仕事を休んで儀式を行う安息日になるそうです。だから、週の始まりが日曜日。
日本には明治時代にこの考え方が伝わり、そして労働基準法でも就業規則等で特に定めがない場合は、1週間は日曜日から始まって土曜日までを意味しています。
私の中では、「平日に働いてから、週末に休む」という意識があって、1週間のスタートは月曜日という認識がありました。
日曜日が週の始まりだとしたら、しっかり遊んで休んで、気分をリフレッシュしてから「今週も仕事を頑張ろう!」という気持ちになります。
そう考えると、日曜が1週間の始まりというのもいいな、と思えてきました。
「週末」や「1週間」といったごく日常的に使っている言葉でも、きちんとした定義を知らないってことがあるんだな。人によって、解釈が違っていたら、コミニュケーションに齟齬が起きることがあるかもしれない。
そんなことに気づかされた「カレンダーの日」です。
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