著者の児島社長の
「自分と同じ中小企業の経営者に、等身大のチャレンジを自分の言葉で伝えたい」
という熱意が、読者の皆様に伝わりますように(^^)
守口門真は、日本でも有数の企業城下町です。
著者の児島貴仁氏は、「溶接屋(つなぎや)」三郷金属工業株式会社の三代目社長。
2005年に弱冠30歳で、68年の歴史ある家業を承継しました。
バブルが崩壊し、大手メーカーはコスト削減のために生産拠点を海外に移す。
それまで、一社請負で安定経営を続けてきた同社にも厳しい状況がやってくる気配。
このまま手をこまねいているわけにはいかない!
自社の生き残りをかけ、児島さんは社内改革に挑戦。
児島さんは、下請け町工場のムードで仕事をしていた社員を再教育。
試行錯誤を繰り返す中で、企業城下町で業績を積んできた会社には選ばれる理由があることに気づき、自社の強みを分析しました。
長年、一社請負をしてきた中で積み重ねてきた技術と信頼。
それを生き残りの武器として、インターネットや展示会で積極的な情報発信を継続。
新規顧客を獲得し、海外へ進出……。
レーザー溶接の技術でグローバルニッチを目指す三郷金属の挑戦を、本書は余すところなく伝えています。