「電子書籍を出版しました」と、友人知人、仕事関係者に伝えると、十中八九言われるセリフがあります。
それは……
「印税生活ですね!」
実際、Amazonで電子書籍を出すと、紙書籍に比べて印税が高いんです。
出版社経由で紙の本を出すと、販売価格の8%〜10%が印税です。
ところが、AmazonのKindleだと最大で70%の印税が入ります。
これはどういうことかというと……
出版社から1000円の本を出したとき
1000×10% = 100円
Kindleで300円の本を出したとき
300 × 70% =210円
えぇぇ!
出版社で1000円の本を出すより、Amazonで300円の電子書籍を出す方が2倍以上もお得!
1000円で電子書籍を出したら、印税は700円!!
すごいっ
やったー、これなら印税生活も夢じゃない!?
電子書籍出版を勧めるサイトには、300円の本が10,000冊売れたら210万円!!
なんて書いているところもあります。
計算、合ってます。そのとおり!
ただし……
1万冊売れたら、ね?
という計算です。
実際に、電子書籍を出版してみると、驚くほど売れないんですよ(苦笑
私も、電子書籍を出版しています。
我ながら、「いいこと書いているなぁ」「これから、電子書籍を出したいと思う人にお勧め!」「絶対に、役に立つ(^^)」と自信があります。
でもね、売れないの。
毎月、1冊か2冊、ひっそりと売れているくらい。
Amazonのセールに選んでいただいたこともあるけど、驚くほど売れないなぁ……。
トータルで1万冊いくのはいつのことだろう。
だから、印税生活は夢です。はるか遠い夢というか、幻のような夢です。
じゃぁ、電子書籍を出しても意味ないね。 というとそうではないんです。
私の本も、ビジネスにはちゃぁんと役に立ってくれました。
私だけでなく、出版した人達は「出してよかった!!」と言っています。
それは、最初から印税以外の目的で、電子書籍を出版しているからです!