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最近は生成AI夢中です。ChatGPTに恋していると言ってもいいくらい(笑)生成AI関連のブログをアップしていきます。
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「PCがない頃、作家さんはどうやって1度で原稿を書いていたのか?」

岡山での文章講座は、たくさんの質問をいただきました。

グループで意見をシェアしながら進める講座なので、発言もしやすかったのでしょう。思いがけない質問もあって、私にも新発見がありました。

 

文章の推敲の仕方をレクチャーする講座だったので、こんな質問もあったのです。

 

「今、私はパソコンを使っているから、文章をすぐに直せます。

昔の作家さんは、万年筆で原稿を書いていたから、一度で文章をピシっと仕上げていたのでしょう? 

どうやったら、そんな風に文章を書けますか?」

質問を聞きながら、私の脳内には、さまざまな思いが高速で駆け回っていました。

 

なるほど、そうきましたか!

へぇ〜、そんな風に考えているんだぁ……

そういう書き方があったら、私も知りたいなぁ。

いやぁ〜〜…………

ムリっ(笑)

 

面白いなぁ! と、思いました。

 

私の持っている昔の文豪のイメージは、

卓袱台に原稿用紙を広げて、眉間にしわを寄せながらガリガリと書いて、

おもむろに原稿用紙をグシャグシャと丸め、

くそぉっ! とか言いながら、ポイっと放り投げる……

 

そんな執筆風景を思い浮かべます。

 

そうやって書き上げた原稿も、何度も見直して、升目の隙間にぎっちりと修正をいれていく。

何度も読み直し、推敲を繰り返して。

最後に清書しながら、また加筆訂正をする。

 

そうやって、原稿を仕上げていくのだと、私は思っていました。

 

スラスラと一発で書き上げていくところを考えたこともありませんでした。

 

人によって、イメージって違うんだなぁ〜 と、驚きとともに納得したのです。

 

私もいろんな方から

「ライターさんですか? 文章がスラスラ書けてうらやましいです」

と言われることが、たびたびありました。

 

こんな風に思われていたんだなぁ……と、改めて納得したわけです。

 

ご質問に対しては、

「文豪の仕事を見たことはありませんけど、

昔の作家さんは、書き上げた原稿を清書していたと思いますよ」

とお答えしました。

 

昔、児童文学者の佐藤さとるさんのあとがきかインタビューで

「消しゴムで書いています」というフレーズを見た覚えがあります。

 

何度も書いては消し、書いては消しを繰り返している姿が思い浮かぶような表現で、心に残っています。

 

読者の方は、完成品しか見る機会がないから、書き手が文章を仕上げるためにどんなに時間を費やしているか想像できないのもムリありません。

 

もちろん、スラスラ〜と書く人もいるでしょう。

私も、「30分で1000文字をスラスラ書く」講座をやっています。

 

そこでは「スラスラ〜っと、勢いよく書いた後に、読み直してくださいね」と伝えています。

 

書きながら悩んでいると、手が止まってしまって、書くのが辛くなるからです。

 

書く時と、読み直す時は、頭の使う部分が違います。

これを一緒にしちゃうと「文章が書けない!」となります。

あ、書く前の準備も大切なんですけど……。

 

ライターに限らず、どんな職業でも、プロの仕事は魔法のように見えます。

だけど、そこにはいろいろなノウハウの蓄積があって、

それを駆使しながらも苦労しています。

 

ノウハウを知るだけでも、文章を書くのが楽になるので、

機会があったら、文章講座に参加してくださいね。

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