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展示会、残念パターン。私は、製品の魅力を伝えたい! のに……

展示会、残念パターン。私は、製品の魅力を伝えたい! のに……

こんにちは。経営者の文章コンサルタント松永弥生です。

 

今日は、私が展示会取材に行って経験した話をします。展示会やイベントに出展した時、「自社のサービスや商品がプレスの目にとまり、メディアに掲載されたらいいなぁ〜」と考えている方に、読んでいただきたいです!

 

展示会に出展する目的はいろいろあると思いますが、メインは、新規の見込み客をつかむことでしょう。せっかくですから、メディアに掲載してもらえれば、嬉しいですよね。

 

掲載されれば、会場に足を運べなかった方にも情報を届けることができます。しかもメディアを通じた客観的な情報として伝えられるのです。掲載されている期間が長ければ、後々まで大きな効果を生む可能性があります。

 

展示会では新商品が出ていることが多いので、取材の際は、機能やスペック・価格・発売時期など基礎情報はもちろん押さえます。

 

それ以外にも、

  • この商品(サービス)は、誰をターゲットとしているのか?

  • どんな場面での使用を想定しているのか?

  • これを使うメーカーやユーザにどんなメリットがあるのか?

といった点も聞くように心掛けています。

 

さて。ここからは、展示会で実際に体験した話になります。

 

数年前にドローンが大ブームになり、ロボットやIoT関係の展示会で、ドローンとその周辺機器の新製品がたくさん出たことがあります。その時に、とても小さいネットワークカメラを展示しているメーカーがあったのです。

 

当時、最小だったドローンに搭載できる位の小さなネットワークカメラです。会場でカメラを搭載したドローンを飛ばし、どんな画像が撮れるのかパソコンに表示するデモンストレーションをしていました。

 

私はその小ささと鮮明な画像に驚き「これは、どんな場面で使用することを想定していますか?」と質問しました。すると広報担当者(エンジニアの方が兼務しているようでした)は「当社は要素技術メーカーなので、どんなふうに使うかは購入した企業が考えることです」と回答するのです。

言葉を変えて質問を重ねてみましたが、期待する回答は得られませんでした。

 

こういうのはものづくりの現場あるあるです(笑)。

 

中にはきっぱりと

「作りたいから作った」

「作れるから、作った」

という方もいます。

 

もちろん、それがきっかけでもホンネでも良いのです。

 

「当社の技術なら、こんなに小さいモノが作れるぞ! どうだ、すごいだろう」

 

それも1つのアピールになります。それを見て、用途を考えてくれるユーザーもいるでしょう。

 

でも、もし。

 

取材に対して「例えば、床下などの狭い空間に、この小さなドローンを入れて遠隔操作でシロアリの検知をすることができます!」と言えたらどうでしょうか? 

 

床下点検をするために人が潜って目視点検する場合、落ちている釘があるような環境を匍匐前進する必要があり危険なのです。床下探索ロボットを開発している企業はありますが、車両走行型のロボットは、整備されていない路面を走るのは苦手です。私は、床下点検ロボットの取材で、四天王寺の床下に潜ったことがありますが、かなり凹凸が激しくてロボットを遠隔操縦で走らせるのは難しい環境でした。

 

「作業員や車両ロボットに厳しい環境で、小型ドローンを飛ばして探索すると作業員の方の負担が減ります」と説明できれば、「なるほど! それは便利ですね」となります。

 

想定するターゲットやニーズは何でもいいのです。

 

記事を読んだ人が、「そんな使い方ができるのなら、当社ではこういう使い方をしてみたい」と想像力が働く情報を提供するのがポイントです。

 

何より取材する側としても、スペックだけよりも格段に記事に書きやすくなります。つまり、記事に取りあげてもらえる可能性がアップするのです!

そして記事を読んだ読者さんにとっても、製品やサービスを自分ごととして捉えやすい情報になります。三方良しですね。

  • 自分のサービスが誰をターゲットにしてるのか?
  • ターゲットのどんなニーズ・お困りごとを解決するのか?

を明確にしておくのは、展示会に出展する時に非常に大事です。

 

もちろんそれはホームページに情報アップする時にも言えることです。こうした私の経験や感想がブログを読んでくださった方のお役に立てば嬉しいです。


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