こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は音声入力で、会議の議事録を作成したい場合の対処法についてお話します。
先日、音声入力マスター講座に参加してくださった方から、質問があったのです。
「ICレコーダーに、会議の様子を録音して、それを再生して音声入力で文字起こしできますか?」
残念ながら、難しいです。
私も、取材時にICレコーダーに録音したデータから直接文字起こしできたらいいなと思って試したことがあります。
ICレコーダーで再生して、音声入力モードにしたiPhoneを近づけてみましたが、全く反応してくれませんでした。
これは発話者とマイクとの距離や、マイクの性能の問題だったりします。録音したときに音声データの品質がかなり低くなってしまうため、再生しても音声入力に適した状態にはならないようです。
今回ブログを書くにあたり、ネット検索したら、会議の議事録を自動作成するツールが複数発売されていました。以前、私が調べた時よりもリーズナブルな商品も出てきています。
リーズナブルといっても月額5万円〜なので、残念ながら私は導入予定はありませんが(苦笑)。企業や一部の自治体での導入が始まっているそうです。
会議の議事録が頻繁に必要な場合は、こうしたツールの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
有料の議事録ツールを導入するほどではない……という場合、私が推奨しているのはシャドーイングです。
シャドーイングは、英語の勉強に使われるトレーニングです。録音されている音声を聞き、1〜2語遅れて発音を真似して発話していきます。
このやり方を音声入力に応用するのです。
ICレコーダーに会議の会話を録音しておき、それをイヤホンで聴きながら、自分で発話をし音声入力すればよいのです。
このやり方でしたら、誰の発言かも音声でメモをしながら、会議の議事録を音声入力で作成することができます。
実際は、シャドーイングも慣れるまでは大変です。
それに会議の発言は日本語の構文としてなりたっていないものが殆どでしょうから、要約しつつシャドーイングする技術が必要になります。
それでも、慣れればキーボード入力の文字起こしよりは速いです。一般に文字起こしは、慣れた人でも録音時間の6倍はかかると言われていますので、チャレンジしてみる価値はあるのではないでしょうか?
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 14 | |
音声入力 | 5 | 859 |
推敲・修正 | 11 | 924 |
校正(2回) | 4 | 967 |
タイトル画作成 | 10 | |
アップロード | 5 | 985 |
計 | 49分 | 985 |