こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は「ターゲットに届く言葉で伝えよう」についてお話をいたします。
先日、私が文章コンサルタントをしているAさんから「ブログのタイトルを変えたいんだけれども…」というご相談を受けました。
Aさんから店名を特定されない形でなら、事例紹介としてブログにあげてOKと許可をいただいたので皆さんにシェアします。
最初にAさんさんが考えたのは「動線リノベーションで暮らしやすい〜〜」といったタイトルでした。
私は前々から、Aさんが生活導線を考えた暮らしやすい間取りのご提案やリフォームが得意だと伺っていました。自社のこだわりを前面に出して、他社との差別化を図るのはとても良いことです。
けれど、ここで気になったのはターゲットの存在です。
果たしてAさんがターゲットにしている方々は、“動線リノベーション”という言葉をスルっと理解できるでしょうか?
長年地域に根付いた仕事をされてきた会社で、仕事柄もあり依頼は近隣の方々で、比較的、高齢者の方からが多いそうです。
世間一般の方に、“リノベーション” という単語がどのぐらい認知されているか、私もデータを持っていないから正確にはわかりません。けれど、今はまだ新しい単語の印象があります。
私自身、ニュアンスで分かった気分になっているだけで「日本語だとなんていうの?」と質問されたら回答につまります。
そこで、検索しました。
リノベーション
1.
手を加えてよくすること。修復。再生。
「ビルの—」
2.
改革。刷新。
ですって。
高齢者をターゲットにした場合、リノベーションの意味をなんとなく分かってる気がする人も多くはないのではありませんか? そうご指摘させていただきました。
「もう少しわかりやすい言葉、そして検索されやすい単語をタイトルに入れましょう」というのが、今回、私がAさんに伝えたアドバイスです。
カタカナ語は、業界内で当たり前に通用するようになっても、一般社会の中ではまだまだ伝わらないことがたくさんあります。
その上、世代が違うと新しい言葉が浸透するまでには、もう数年かかると考えておいたほうが無難です。
これはブログのタイトルに限った話ではなくて、本文に単語を入れる時はもちろん、対面でお話ししている時にも気をつけたほうがよいです。対面だったら、相手の反応を見ながら説明を補足できますが、ブログやSNSの情報ではそれができません。
だからこそ、誰にでも理解できるわかりやすい言葉を選ぶ必要があります。日頃から、相手に伝わる単語を選んで会話をする習慣をつけましょう。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 13 | |
音声入力 | 8 | 1022 |
推敲・修正 | 14 | 1084 |
校正(2回) | 7 | 1072 |
タイトル画作成 | 14 | |
アップロード | 5 | 1085 |
計 | 61分 | 1085 |