こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は「30% × 3回でブログを書く」についてお話をします。
実は今日のブログは、5月末にホームページをリニューアルしてから70本目になります。毎朝、時間を決めて、月曜日〜土曜日まで休まず書き続けてきました。
正直、自分でもよく続いているなぁと感心しています。(誰も褒めてくれないので、自分で褒めてます 笑)
私は本業ライターなんですけれど、実は、原稿を書くのは決して早くないです。
文章を書いていると、いろいろ悩みや不安が湧いてきて、書き進めることができなくなることがしばしばあります。その度に、フリーズしてしまうのが常でした。
7月末に久しぶりに展示会の取材に行きました。この数年は、別の仕事に集中していたので、取材に行って記事を書くことも少なくなっていました。だから、この展示会取材は、数年ぶりの依頼案件でした。
あまりに久しぶりすぎて、不安がありました。これまで専門にしてきた、ロボットや製造業と重なっている部分があるとはいえ、ジャンルが違いましたし……。
それで、実際に原稿書いてみて感じたのは「文章の書き方が変わったなぁ」ということでした。
もちろん、基本的なところでは変わっていません。
情報を整理して
キーワード出しをして
構成を考えて
執筆する。
ただ、それが以前よりもスムーズにできるようになったのです。ライター歴15年を越えてから、こんなこと言うのもなんなんですけども… .。
考えてみたら、私はライターになる前も、なってからも、毎日1000文字以上の原稿を書いてアップしたことがありません。
ライターになる前は、週に1本のペースで動画を中心とした短い記事をブログにアップしているだけでした。原稿依頼をいただくようになってからは、目の前の仕事を片付けるのに必死でした。
それまで「文章を書くのは、わりかし得意」と思っていたのに、取材原稿を書けない自分に直面して、パニックを起こしながら原稿を書いていたんです。
今になって「文章力は、ある程度の量を書き続けることで基礎力がつくんだなぁ」と実感しています。
筋トレみたいなものですね。
毎日ブログを書き続けたおかげで、文章を書くときの意識が変化したのも影響していると思います。
以前の私は、上記のステップを組んで記事を書くようになってからも、最初から完成原稿を目指していました。
それが今は
キーワード出し 30%
音声入力 30%
推敲・校正 30%
そんなふうに、全体の中の割合を捉えて原稿を書いています。
要するに、最初から100%を目指すのではなく、今の作業は30%。30%を3回繰り返して、原稿を仕上げる。
そんなふうに潜在意識が変化したのです。
このおかげで、原稿を仕上げるためのプレッシャーがかなり減り、気持ちが楽になりました。
それに、30%×3を意識していると、原稿の完成に向けての進捗が把握できるメリットもあります。
おかげで原稿を書く怖さや不安が格段に減り、仕事に取り掛かるのが早くなりました。(私的には、この変化が1番大きくてありがたいです)
ここまで読んでくださった方の中には、「30% × 3だと90%だから、原稿が完成してないじゃん?」と思われる方もいるかもしれません。
そうですね。
以前の私は、原稿は100%完璧でなきゃいけないという意識にとらわれていました。この場合の100%は「誰が読んでも、OK!を出してくれる」という意味です。
文章は好みがあるから、全ての人が100点満点で満足してくれることなんかない。それはわかっているつもりなんだけれども、自分の原稿に対する評価を考えると不安でした。
最近になってようやく「30% × 3回の90%でOK。自分にできる努力はした」と考えられるようになりました。これもブログを毎日書き続けてきた効果だなと思っています。
ブログを書くのにためらいがある方は、30% × 3回の法則でチャレンジしてみてください。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 10 | |
音声入力 | 10 | 1365 |
推敲・修正 | 16 | 1599 |
校正(2回) | 8 | 1621 |
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 5 | 1650 |
計 | 54分 | 1650 |