こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、私の30年前の失敗についてお話をします。伝え方と確認の仕方を変えるだけで働き方が変わったはずなのになぁ。という経験談です。
30年前、私は印刷会社でDTPオペレーターをしていました。当時、仕事はかなり忙しく、私はほとんど毎晩のように残業をしていました。
ある日、夕方近くに新任の課長が私のところにやってきて「これ、急ぎでよろしく」と入力原稿の束を持ってきました。急ぎの仕事が私のところに回ってくるのは珍しくなかったので「はい。わかりました」と受け取って、私はその日も残業。
指示された仕事を、深夜近くまでがんばって片付けました。
翌朝、課長のところに「昨日の仕事、できました」と持っていったところ、課長が驚いた顔でいったのです
「えっ! もうできたの? 金曜まででよかったのに」
……私は、びっくりすると同時にがっかりしました。その時、思ったことを正直に書くと「なんだよそれ……」です。
金曜までで良いと最初から言ってくれていれば、私は、他の仕事の融通をつけて、深夜まで残業しなくても終えることができたんです。
これって誰も得をしていないですよね?
私はやらなくてもいい深夜残業をしてしまった。
しかも、頑張ったのに褒めてもらえない。
会社は、私に払わなくてもよかった深夜残業手当が発生した。
もちろん、今の私だったら「急ぎでよろしく」と言われたときに必ず確認します。
いつまでに仕上げればいいですか?
私は今、これこれの仕事をしています。どちらを優先しますか?
そして、金曜までの段取りをつけて作業に取り掛かります。
けれど、当時の私は、コミニュケーションスキルが足りなかったです。。指示された仕事を、とにかくこなすのに精一杯だった。若かったんだなぁ〜 と思います。
10年くらい前に「なるはや」という言い方が流行りました。
「なるべく早く」を省略してなるはやです。仕事上でもメールでも「なるはやでよろしく」と言う言葉が飛び交ってました。
なるはやを聞くたびに、私は、20代だった頃の自分を思い出していました。
時間に対する概念は、人によって全く違います。その時、その人が置かれている状況でも、変わってきます。
だから、曖昧な指示はNG。
「いつまでに、何をしてほしい」ときちんと伝えるだけで、お互いのコミニケーションがスムーズに行きます。
情報を伝えるときに、時間はとても重要なファクターです。曖昧な伝え方をしてしまわないように、これからも心がけていきたいと思っています。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 8 | |
音声入力 | 8 | 1031 |
推敲・修正 | 9 | 1051 |
校正(2回) | 7 | 1048 |
タイトル画作成 | 10 | |
アップロード | 5 | 1070 |
計 | 47分 | 1070 |