こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、私の文章講座に来てくださった方の「文章がうまく書けない」お悩みについてお話をします
これまで、文章講座に来てくださった方の中には「文章がうまく書けない。もっとうまくなりたい」と悩んでいる方が何人もいらっしゃいました。
そういう方に共通しているのは、文章が書けているということです。
「全く文章が書けないわけではなくて、書けるんだけど、もっとうまくなりたい」と悩んでいるんですよね。そういう意味では、レベルの高い悩みと言えるのではないでしょうか?
この時、私が内心、困ってしまうのは「どうしたら文章が上手くなれるでしょうか?」という質問の前提に「プロのライターだったら文章がうまいはず」という参加者の期待がある点です。
私はライター業を始めて15年になりますが、自分の文章をうまいとは思っておらず、書きながらいつも「もっとうまく書けたらいいのになぁ」と同じように悩んでいるのです。
だから返答に困ってしまい「私も、うまくなりたいです」とお答えします。(正直者・・・)
ただ、私も長年同じ悩みを持ってきているので、同じ立場から答えることができます。
まず文章がうまくなりたいと思うのなら、自分はどういう文章をうまいと思うのか? その見本を持っておく必要があります。
自分にとって、うまい文章とはどういう文章か?
その文章のどこをうまいと思うのか?
それを具体的に言えたり、イメージできるのが大切です。
漠然とした思いで、文章が上手くなりたいなぁと思っていても、ゴールが明確ではないのだから、どうしてよいのかわからずに戸惑うだけです。
この状況って、引越の部屋探しに似ているなぁ と私は思います。文章執筆を部屋探しになぞらえるのは、変わっているかもしれませんが……。
例えば「どこかにいい部屋があったら引っ越したいなー」とぼんやり考えていても、引っ越し先は見つかりません。
本気で引っ越し先を見つけようと思ったら、条件を具体的にしていきますよね。
自分の通勤に都合の良い路線で、〇〇駅ー△△駅の間。
駅から徒歩○分以内。日当たりが良好の2LDK。振り分け間取り。
築年数は、10年以下。キッチンは広い方が良い。……etc.
そうやってイメージを具体的にすると、自分が引っ越しできる先を絞り込むことができます。
文章の上達も、目指すモノを明確にするという点で同じかなと思います。
自分が好きな文章を、まず見つける。
小説を書くのなら、当然好きな作家さんです。ブログを書くのなら、コラムやビジネス書の類で好きな著者を見つけるのがいいでしょう。
その際、できればネット上より雑誌のコラムや書籍などをお勧めします。
もちろん、ネット上にも文章がうまい人は大勢います。SEOを意識した文章を学ぶのであれば、著名なブロガーを参考にした方がより適切かもしれません。
でも、ここでは一旦SEOといった視点は置いておいて、「文章がうまい」に絞って考えると、やはり雑誌や書籍など、編集者と二人三脚で書かれた文章を私はお勧めします。
なぜなら、流通している文章は、ライターさんが執筆し、編集者(第三者)の目が入ってブラッシュアップしてから発表された文章だからです。
今は、意識をしないと新聞や雑誌のコラムを読む機会が少なくなっています。「今より文章がうまくなりたいな」と思ったら、ウェブだけではなく活字の媒体にも、ぜひ目を向けてください。
好きな著者を見つけたら、その方の文章を、何度も、何本も読む。
時には、自分はなぜこの文章を「うまい!」と感じるのか? を考えてみる。
一朝一夕に文章がうまくなる方法はないけれど、そうした積み重ねで、自分の中に「うまい文章」の見本が蓄積されていきます。
うまい文章が書けるようになるのは、その先だと私は考えています。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 13 | |
音声入力 | 8 | 1446 |
推敲・修正 | 12 | 1541 |
校正(2回) | 8 | 1554 |
タイトル画作成 | 7 | |
アップロード | 5 | 1589 |
計 | 53分 | 1589 |