こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は「ブログはバズラなくてもいいや」と私が思っている話をします。
私は15年以上ライターをやっていますが、自分の書いた記事がバズったことがありません。でも、ライターの仕事はずっと続けています。
実は、プライベートTwitterではバズったことがあります。9万以上のいいね♥ がついたこともあるし、Twitterのオピニオン(?)に掲載されたこともあります。そのTwitterアカウントはリアル友人には教えていないアカウントなんですけど(笑
(別に、裏アカウントで人に言えないことをつぶやいているわけではなくて、自分で自分を励ますためのアカウントだから誰にも伝えていないだけです)
あと、2005年、YouTubeが始まったばかりの頃、まだ日本語版のサービスがなかった時に、私がブログにアップした動画がバズった事があります。当時はバズるという単語もなかったですけれど。
私のブログにアクセスが集中して、サーバーがダウン。そんな中で、海外の方が勝手に動画をダウンロードしてYouTubeに上げました。その動画はたくさん転載されて、今もYouTubeにあります。一番多いのは、600万回以上再生されています。
モトは私がアップした動画なのに。私には広告収入は入ってきていません。ちょっと、口惜しい(笑
それから。私が書いた記事はバズラないけれど、私が取材された記事はバズりました。
Yahooのトップニュースに掲載されたり、Twitterのトレンドに上がったり、朝日新聞や毎日新聞の夕刊一面トップの記事になったり。昨年末には、NHKのクローズアップ現代+にも取り上げていただきました。
これらは、このブログを書いているマイメディアではなく、私が社会貢献活動としてやっている痴漢抑止バッジプロジェクトに関する記事です。
こうやって考えると、私は、ネット上でバズると言う経験をかなりしていますね。
だけど、その結果、バズにあまり良い印象を持ってないのです。
バズると確かに、一瞬、注目度が上がってサイトやアカウントにアクセスが集中します。でも、それによってネガティブな言葉が不特定多数からたくさん届きます。
ビジネスの場合、それがメリットに繋がるかと言うと正直判断が難しいです。
痴漢抑止バッジプロジェクトに関しては、メディアを通じて注目を集めたおかげで、個人ではできないような効果を生むことができました。それについては、これまで取材してくださった多くのライターさん、メディアの方々に本当に心から感謝しています。
だけど、賛否両論が生まれるのがバズです。
私は、痴漢抑止バッジプロジェクト発足の2015年以降、SNSから距離をおき、活動に関する発言はほとんどしてきませんでした。発言すれば必ず批判されるからです。もちろん、応援してくれる人も大勢いるんだけれども、批判の声が必ず届き、それは私を傷つけて活動する気力を奪います。
自分が疲弊してしまったら、活動を継続できない。それが1番恐ろしかったから、私はネット上では痴漢抑止活動に関してはほとんど発言してきませんでした。
そんなこともあって、私はネットを通じて自分で発言するのは怖かったです。マイメディアに関しても、14年にサイトを立ち上げたけれども、多忙だったのもありますが、2015年以降は怖くて情報発信してこなかったというのが正直なところです。
コロナが発生して、face-to-faceのコミニケーションが断たれてしまい「怖いから情報発信できない」なんて言ってる場合ではなくなり、マイメディアのサイトをリニューアルし、情報発信も始めました。
その時に思ったのが、「情報が届くと嬉しいけど、バズりませんように」でした。
矛盾してるように聞こえるかもしれませんが、これは両立します。
バズれば不特定多数の方に、一気に情報を届けられます。けれど、私は、マイメディアのブログに関して、そうした情報発信を望んでいません。
「Facebookでつながった方々に、まず届けばいいな」と思ってます。そして、その人たちの友達にちょっと届いたらいいな。そんなふうに、必要としている方に、少しずつ私の発言が届けば嬉しいな。そのぐらいの気持ちでいます。
そういう広がり方って、すごく時間がかかるなぁと知っています。だから、誰かに届くために必要なのは継続。そして、誰か1人でも2人でもいいから、その人に役に立つことが書いてある記事を続けていくこと。
バズらなくていいから、誰かの役に立つ記事を長く続けていく。
それがマイメディアのブログの戦略というと大げさだけど、基本的な考え方です。
追伸:
記事を30本書いたところで、ブログを読んでくださった方が、ご友人に私の文章講座を紹介してくださいました。ありがとうございます。とても嬉しかったです。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 8 | |
音声入力 | 12 | 1608 |
推敲・修正 | 18 | 1899 |
校正(2回) | 8 | 1917 |
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 5 | 1997 |
計 | 56分 | 1997 |