こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、セミナー参加者の方からいただいた「メールの書き出しはどうしたらいいですか?」というご質問に、私の考えをお伝えします。
質問をくださった方は、
「仕事でメールを書くときに、いきなり本文に入ってしまうと、そっけない印象になってしまうのが気になります。ちょっと気の利いたことを書きたいのに、文章が全く思い浮かびません。どうしたらいいでしょう?」
と悩んでいらっしゃいました。
わかります。私も以前は、メールの書き出しに悩んでました。悩んでしまって、メールを出しそびれる……なんて経験もあります。
これは、もしかしたら、メール文化がない頃に社会人スタートした人にありがちな悩みかもしれません。
なぜなら、その世代(まさに、私! そして、アラフォー世代くらいまでの年代)は、子供の頃に学校で「手紙の書き方」を授業で習ってます。社会人になっても、「手紙のマナー」を言われることがありました。
昔は、手紙は便箋に書くものでした。しかも便箋1枚で終わるのは失礼だから、最低2枚は書かなくてはいけない。2枚に届かないときには、白紙の1枚をつける。
……そんな今となっては謎マナーと感じられるようなルールを教わっていたのです。
そうした昭和な手紙ルールが意識の根底にあるから、メールの書き出しにも悩んでしまうのではないか? ある時に、私はそう思ったのです。
だから今の私は、メールに関しては、業務連絡と割り切って書いています。
久しぶりの方にメールを差し上げるときには、もちろん
ご無沙汰しています。お元気でしょうか?
と一言、書き加えますが、基本的にはいきなり本文に入ります。
お世話になっております。マイメディアの松永です。
本日は、タイトルの件でメールを差し上げます。
こんな形で書き出して、サクッと本題に入っています。
メールは読み物ではありません。業務連絡に使っているのです。だからこれでいいんだと考えています。
先日、数年ぶりに編集部のIさんとメールを交わしました。
その時に伺ったのですが、最近、Iさんは1日600通以上のメールを受け取っているそうです。
メール処理だけで、膨大な時間が掛かりますよね。もしその一つ一つに近況が書いてあったりしたら、目を通すだけでも大変です。
Iさんは極端な例かもしれませんけれども、仕事関係者が一日にどのぐらいのメールを処理しているのか、自分にはわかりません。当然、業務の多忙さも検討がつかないのです。
だとしたら先方の負担を減らすためにも、業務連絡はシンプルでOK!
それが今のメール文化だと私は思っています。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 6 | |
音声入力 | 9 | 926 |
推敲・修正 | 13 | 1080 |
校正(2回) | 6 | 1081 |
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 5 | 1112 |
計 | 44分 | 1112 |