こんにちは。経営者のための文章コンサルタント松永弥生です。
今日は、PDCAに関して私の経験をシェアします。
仕事の生産管理や品質管理などの業務を継続的に改善していく手法に、PDCAと言われるものがあります。
これは
Plan:計画
Do:実行
Check:評価
Action:改善
を繰り返し、業務が上手く回るように改善していく取組です。
私もPDCAという言葉は知っていたし、概念も大体理解しているつもりでした。けれど1人で仕事をしているし、具体的にどう取り入れるのかまで考えたことがありませんでした。
さて。
話は変わりますが、私は今、書籍の仕事をしています。著者さんに10時間程度のインタビューをして8万字の原稿を書き起こします。
これまで電子書籍や小冊子で、著者さんのインタビューを元に原稿を書く仕事は経験してきました。小冊子の場合は、1万2千〜5千字程度の文字量です。
8万字を起こすのは初めての経験なので、かなり緊張しながらお引き受けいたしました。
ところが、始めてみたら音声入力がぴったりとハマったのです! これまでのどの仕事よりもスムーズに原稿が進んでいます。
考えてみたら、この春から音声入力でブログを書いてきて、先日100本を超えました。
1日1000〜1500文字程度のブログを書いているので、計算すると私は3ヶ月でゆうに10万字以上の原稿を書いてきたのです。
その経験が生きていると思うと、嬉しいしちょっと自信になりました。
書籍原稿に関しては、小見出し1本ごとに音声入力をして推敲をしながら進めています。
これがとても楽だったので、ついつい気が大きくなり小見出しではなく1章分を音声入力してしまいました。だいたい1万文字程度です。
ところがまとめて推敲しようしたら、最初の頃に何を音声入力していたのか分からなくなってしまい、推敲にとても手間取りました。音声入力は、思いがけない誤変換が起こるので、自分が何を話したのか覚えていないと、意味が全くわからない文章になってしまうのです。
そんな話を友達にして
「私はすぐに調子に乗って、失敗する。ダメじゃん。やっぱり小見出しごとに2千字位で推敲して行ったほうがいいってわかった」と言ったら、
友人が間髪入れずに「PDCA回しているね! すごいね」とフォローしてくれたのです。
私は「え? これ、PDCAって言っていいの?」と驚くとともに、彼女の言葉が嬉しかったのです。
私は、やり方が駄目だった=失敗として捉え、自分を「ダメじゃん」と責めていました。小さなことでも、自分を責めると落ち込みます。
でも、
違うやり方を考える:Plan
試してみる:Do
このやり方はダメだと気がついた:Check
他のやり方をしようと考える:Action
と捉えたら、確かにこれはPDCAです。
PDCAって、もっと大きなプロジェクトに取り組むときの考え方だと思っていたけれど、こんな日常的なことでいいの? と目からウロコ。
「失敗した」と考えて、そこで思考停止してしまうと、自分の自己評価を下げてしまいます。でも「これはPDCAなんだ、より良い方法を自分は探していたんだ」と捉えれば落ち込まずにすむし、モチベーションが続きます。
なにより、PDCAと考えれば「失敗」がなくなります(笑)
「物事は考え方次第だなぁ」と気づかせてくれたフォロー上手な友人に感謝してます。
PDCAに関してネットや本で調べると、難しい理屈やノウハウがいっぱい書いてあって、大変なことに思えるけれど、日常の意識の中で取り入れていくのは簡単にできるなと気づいたので、これからも心がけていきたいと思います。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 6 | |
音声入力 | 7 | 1280 |
推敲・修正 | 27 | 1477 |
校正(2回) | 8 | 1481 |
タイトル画作成 | 4 | |
アップロード | 3 | 1499 |
計 | 分 |