今日は「クラウドファンディングは、何のためにするのか」の話をします。
私は、2015年にクラウドファンディングに挑戦しました。始めは、単純に資金調達をしたかったから、クラウドファンディングをやろうと思いました。
そもそものきっかけは、友人の娘さんが高校入学以来、1年間ずっと電車内で痴漢にあっていたというのを知ったことです。
彼女は、2年生に進級してしばらくたった時に「もう二度と痴漢に遭いたくない!」と決意して、「痴漢は犯罪です。私は泣き寝入りしません!」と書いたカードを母親と一緒に作りました。それをカバンにつけて電車に乗ると、あれだけ悩まされた痴漢被害がピタリと止んだのです。
私はSNSでそれを聞いて「そんなに効果のあるものだったら、もっと多くの人に知って使ってほしい」と思いました。
というのは、高校生の女の子がこのカードをつけて、たった1人で電車に乗っている状況を放置しておきたくない!! と強く思ったからです。
けれど、考案者母子が作った痴漢抑止のカードは、インパクトはあるけれど、正直、相当な覚悟がないとつけられないデザインでした。痴漢にあって困っている子は大勢いるはずだから、誰もが使いやすい缶バッジしよう。そうしたら、この少女は、たった1人で戦わなくて済む。
このカードを見てください。これをつけて、電車に乗る勇気ありますか? 私は、ムリです…。
せめて、可愛いデザインの缶バッジにしたかった。でも、もちろん私にはデザインはできないし、缶バッジをたくさん作って無料配布するだけの資金がありません。だからクラウドファンディングで、その資金を募ろうと思ったのです。
私は、当初、クラウドファンディングを資金調達の手段としか考えていませんでした。
けれど、企画を立てて実行してみたら
資金調達
マーケティング
社会への問題提起
の3つを同時にできました。
当時の私には、明確な意識はありませんでしたが、クラウドファンディングに挑戦するメリットをフル活用していたのです。
クラウドファンディングをやることで、新たな商品にやサービスに需要があるのか? はかることができます。企画の実現に資金を提供してくれる人がいるか? を、リリース前にわかるのは企業やメーカーにとっては大きなメリットです。
2015年には、大手メーカーや企業がクラウドファンディングをやるケースが増えていました。
社会貢献活動を広げるために、クラウドファンディングで資金を募りつつ認知度を上げるというのも多かったです。
クラウドファンディングを単なる資金調達手段と捉えるのは、もったいないよ? と、5年前のボンヤリしていた自分に教えてあげたいです。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 6 | |
音声入力 | 8 | 1420 |
推敲・修正 | 30 | 1098 |
校正(2回) | ||
タイトル画作成 | 5 | |
アップロード | 5 | 1120 |
計 | 54分 | 1120 |