今日は「クラウドファンディングは、手軽な資金調達!?」という話をします。
クラウドファンディングについて情報を検索すると「クラウドファンディングは、手軽な資金調達手段です」と書いてあるサイトがあります。
それを見るたび私は「手軽〜〜!?」と叫びたい気持ちになります。
私は、クラウドファンディングを手軽だとは思えません。私の周囲でも、クラウドファンディングに挑戦したことがある方は、口を揃えて「すごく大変だった」といいます。
2015年に、私はクラウドファンディングを経験しました。(「痴漢抑止バッジ」をつけて痴漢行為から身を守ろう!)
その時は、開始前にメディアで大きく取りあげられたこともあり、目標金額を1週間で達成できました。
だけどその時ですら、私は、ストレスと多忙による疲労でクラウドファンディング中は蕁麻疹に悩まされました。蕁麻疹が出るほど仕事をしたのは、数年ぶりです(笑)
クラウドファンディングはひとつのプロジェクトですから、期間中はほんとにやることがたくさんあります。企業でやるのなら、専従の担当者を置いてやらなければならないでしょう。
私は個人事業主だから、通常の仕事もしながら、クラウドファンディングをやるわけです。
ストレスが増えるのも、スケジュールがきつくなるのも当たり前だなぁ〜と、今考えれば納得できます。(当時は、わかっていなかったです・・・)
そもそも、初めてのチャレンジだったら、企画を立ち上げてクラウドファンディングのページを制作するのにも労力がかかります。
多くのクラウドファンディングでは、自分がやりたいこと、成し遂げたいことに対する資金を集めるわけです。それがどのように社会に関わるのかを明文化する必要があります。
単に個人の夢だったら、クラウドファンディングは成立しません。自分の夢に、資金提供してくれるファンがいる著名人だったら話は別でしょうが、一般人の場合、説得力と共感性の高い起案書を作らなければ、クラウドファンディングがそもそも成り立たないわけです。
どんなに優れた起案書ができて、クラウドファンディングを立ち上げたとしても、ページを公開しただけで支援者が集まるわけでありません。
クラウドファンディングは公開してからが、スタートです。
どうやって1人でも多くの人に、プロジェクトを知っていただくか?
プロジェクトを知った方から、共感を得て支援していただけるか?
それが重要になります。
社会貢献性の高いプロジェクトであれば、成功に対するプレッシャーも高くなります。
なぜならクラウドファンディングが成功しなかったら、そのプロジェクトは社会に必要とされていないとみなされるに等しいからです。
私が立ち上げたプロジェクトは、電車内の痴漢犯罪から子どもたちを救うというものです。プロジェクトの不成立が「そんなの大した問題じゃない」に直結するとしたらとんでもないことです。
だから、私はプロジェクトを成功させるために必死になりました。
社会貢献性が高いクラウドファンディングの場合、成功は単に金銭的な意味ではないのです。
クラウドファンディングは、社会に向けて課題を提示し、当事者たちが苦しんでいるから助けてほしいと伝える場でもある。プロジェクトを成功させて、一歩前に踏み出す力ができる。そんな意味合いがあるのだと、自分が挑戦してみて初めてわかりました。
努力やチャレンジの方法には、いろいろあります。誰にも見えないところで努力して、うまくいかなかったらフタをしておく。そんなこともできるわけです。
だけど、クラウドファンディングを立ち上げて公開した以上、それができなくなります。そのプレッシャーは、私にはすごく大きいものでした。
かえすがえすも、2015年当時、クラウドファンディングを資金調達の手段としか考えておらず、チャレンジした自分は不勉強だったなぁと思います。
だけど、ここまでクラウドファンディングの本質や、社会課題を世間に訴えかけることの意味を知っていたら、怖くてプロジェクトを立ち上げられなかったでしょう。
何も知らずにいたから、飛び込むことができた。
そういう点では、勉強不足で、怖いもの知らずで良かったなとも思っています。結果的に成功したから言えることですが。
でも、これからクラウドファンディングに挑戦する方には、私のような失敗はしてほしくありません。だから、自分の経験をセキララに書き残しておきます。誰かの参考になれば嬉しいです。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
キーワード出し | 7 | |
音声入力 | 12 | 1734 |
推敲・修正 | 19 | 1729 |
校正(2回) | 9 | 1821 |
タイトル画作成 | 3 | |
アップロード | 4 | 1843 |
計 | 54分 | 1843 |