こんにちは。今日は、クラウドファンディングから5年間で何が起きたのか? についてお話をします。
先日、オンラインのイベントでお会いした方から「初めてのクラウドファンディングに挑戦してから、5年間でどんなことが起きましたか?」と質問をいただきました。とても良い質問だなぁと思ったので、皆さんにもシェアします。
このブログの中では、何度も書いていますが、私は2015年に初めてのクラウドファンディングをしました。イベントで「クラウドファンディングは5年前にもやっていて、今回は2回目なんです」というと、「先駆者ですね!」と驚かれました。
当時、私の周りではクラウドファンディングに挑戦してサクセスしている方もいましたので、そんなに新しいことをしているつもりはなかったんです。でも、世の中では、まだまだクラウドファンディングの認知度は低くかったです。
私の場合は、クラウドファンディング×クラウドソーシングで社会の課題を解決と言うチャレンジをしていたので(本人にはそこまでの意識はなかったです)、大きな話題を呼ぶことができました。
では、あれから5年間で何が起きたか? というと。
まず、最初の記者会見でYahoo!のトップニュースに掲載され、Twitterのトレンドにも入りました。そこから1ヵ月の間に、数え切れないほどのメディアから取材がありました。それから5年間、メディアの露出が途切れたことがありません。国内外のメディアに、プロジェクトが取り上げられています。
私はそれまでジェンダー問題について発言したこともないし、性暴力に関する活動をしてきたわけでもありません。クラウドファンディングをやらなければ、一般社団法人痴漢抑止活動センターを立ち上げることもなかったでしょう。
社団法人の名称にはいろいろなご意見があるのですが、世の中で痴漢問題が話題になったりニュースになったりした時に、メディアから「専門家としてコメントをください」とご連絡をいただくのは、この名称のおかげでしょう。
こういった流れは、クラウドファンディングで大きな話題になったおかげです。
正直、経済的な面では大赤字でうまく活動が回っているとは言えません。
でも、2018年12月には立憲民主党のジェンダー平等推進本部の勉強会に呼ばれたり、2019年1月には大阪教育庁主催のイベントで講演をさせていただいたりしています。
そして、この5年間は資金繰りに頭を悩ませながら、痴漢抑止バッジデザインコンテストを継続してきました。
第6回目を迎えた今年の痴漢抑止バッジデザインコンテストには、国土交通省、文部科学省からの後援もいただいています。またJR西日本、阪急電鉄、大阪メトロからご協賛もいただけるようになりました。
今年のコンテストは全国146校から760作品が集まりました。うち44校は、学校の課題として取り組んでくれています。これまでに、コンテストを通じて6700名以上が痴漢問題を考えてくれたことになります。
私が、この5年間で1番大きな変化を感じているのは、ネット上の反応です。
最初にYahoo!でニュースになった時、コメント欄は大炎上でした。もちろん、Twitterも炎上していました。
けれど、今回はYahoo!でニュースになっても、悪意あるコメントはほぼ見られません(Yahoo! の仕様が変わったからでもありますが)。Twitterでは、性被害にあった女性が声を上げることが増えています。2017年に始まった #MeeToo の流れで、性犯罪に対する女性の声が上がり始めたからです。
こうした変化は、もちろんいろいろな流れの中で起きてきたことですが、そうした流れが起きるきっかけの1つにはなったと自負しています。
私は人と関わるのが苦手で、活動を継続する中でコミュニティーを作ったりが上手にできませんでした。この5年間は、初めての経験に右往左往しながら手探りで進んできました。その時々、自分にできることを必死にやってきて、苦手なコミニケーションを後回しにしてきたなという思いがあります。
今回、プロジェクトチームを組んでクラウドファンディングに挑戦しているので、これからはコミュニティーを基盤にした活動を目指していきたいと思っています。
そうしたら、次の5年間は新しい風景が見えるんじゃないかなと期待しています。
項目 | 所要時間(分) | 文字数 |
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