こんにちは。今日は、Twitterの炎上から「SNSで誰に何を伝えたいの?」を考えました。
10月21日にタカラがTwitterで炎上しました。その炎上がまだ落ち着かない11月2日に、アツギが炎上。
この2社の炎上は、根本の原因が同じだと私は考えています。
タカラは、Twitterのトレンドに上がっていたハッシュタグに乗っかり、リカちゃん人形をネタにして軽口(と、投稿者は考えたのでしょう)をアップしました。
アツギは、日本記念日協会が定めているタイツの日に自社企画を立ち上げました。こちらはある種のマニアに人気があるイラストレーターとコラボした企画です。ニュースによると、このイラストレーターの絵がネットの深夜枠でアニメ化されたのがきっかけでつながったそうです。
個人のブログであれば、自分が面白いと思ったことや興味があるジャンルについて自由につぶやいて問題ないでしょう。けれど企業が運営している公式SNSでは、誰に・何を・どのように伝えるのかをおろそかにしてはいけない。
この2件の炎上は、それを如実に表しています。
両社は、自社のコアフアン(購買層)を無視して、別の層に寄り添うような発言をしてしまいました。それもよりによって購買層が一番嫌う、全力で避けたいと思っている人たちに対して寄り添ってしまったのです。
「そりゃあ、炎上するよね」というのが、私の正直な感想です。
SNSもブログも、正直言って注力に見合うだけの反応があることは少ないです。だから、つい目の前の話題に乗りたくなったり、バズを狙ったきわどい企画を立てたくなるのかもしれません。
その気持ちは、私もわからないではないです。
だけど、誰に対し、どんな情報を伝えたいのか? その結果、どんな成果が欲しいのか?
それを忘れて、目先の話題に飛びついた時、今回のように企業が何十年もかけて育ててきたブランドを損なう炎上に発展してしまいます。
私は、社団法人の代表理事もやっていて、そちらの方ではYahoo!のトップニュースにもなったし、Twitterのトレンドに取り上げられたことがあります。
最初にバズったおかげで、その後の活動がうまく回るようになった側面は否定しませんが、バズった瞬間に賛否両論が降ってくる状況は、決して嬉しいものではありませんでした。
これは、私がSNSから遠ざかった一番の原因です。
SNSは目先の話題を掴むのではなくて、コツコツと信頼を育てるためにやっている。そのぐらい気長に、そして謙虚な気持ちで続けていくのがいいんだなということを、この2件の炎上で私はつくづく考えさせられました。
バズを狙うより、少しずつ信頼を積み重ねていく方向でSNSを活用していきたいな。自身のバズから5年がたち、最近になって、ようやくそう思えるようになってきています。
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